Osaka Metro では、自動運転技術などの、世界最高水準のテクノロジーを積極的に導入していくことで、圧倒的に便利な移動手段を確立する交通革命に挑戦し、大阪における交通課題の解消を進めると共に、シームレスで利便性の高い交通サービスの進化を追求し、未来を感じる安全なモビリティなど、お客さまの移動の選択を増やす取り組みを進めています。
 そのひとつである、バスの自動運転の導入に向け、車両及び遠隔監視システムの自社開発に取り組むため実証実験を実施します。自動運転バスは、大阪・関西万博開催に合わせて、来場者輸送を見据えた会場外輸送、万博会場内の外周道路輸送を担い、万博開催に貢献するともに、自動運転バスの社会実装に向けた取り組みを推進します。
 実証実験の取り組みにあたり、必要となる車外の画像データ、点群データ及び音声データ(以下、「車外画像データ等」をいう。)を取得し、自動運転の開発・技術向上に利用することについて、次のとおり取り扱います。


  • 1 実証実験走行コース
    舞洲万博P&R駐車場~夢洲第一交通ターミナル
    詳しくはこちら 

    2 走行期間及び車両数
    2024年3月11日(予定)~大阪・関西万博開催前
    車両数2両

    3 取得する車外画像データ等
    上記走行コースを走行する自動運転車両(大型EVバス)
    に搭載している次のものから取得する各データ
    ・車外センサ(LiDAR:点群データ)
    ・車外カメラ(カメラ、ステレオカメラ:画像データ)
    ・車内から車外向けのドームカメラ(遠隔監視の画像及び音声データ)

4 利用目的
(1) 自動運転・地図関連技術のための研究開発(技術開発、品質向上など)
(2) 車外画像データ等を利用した自動運転技術に関する商品・サービスの提供(安全運転アドバイスのための走行状況の分析、落下物や路面損傷などの情報提供のための走行環境の分析など)
(3) 自動運転を実施するための、交通状況の確認、自動運転システム用の地図の作成提供
 
5 画像データ等の管理主体
 本実証実験は、大阪市高速電気軌道㈱(Osaka Metro)、先進モビリティ株式会社、株式会社ティアフォー、BOLDLY株式会社の4社での共同研究、開発として行うものです。
 取得した画像データ(3に記載するもの)は、Osaka Metro が管理(委託先に対する閲覧権限行使による閲覧も含みます。)し、自動運転レベル4※認証に向けての研究開発の目的として、4に記載の利用目的のために、4社で共同利用いたします。

データの管理について責任を有する者
データの管理について責任を有する者の名称
・大阪市高速電気軌道株式会社
・本店住所及び代表者の氏名については、下記リンク先をご覧ください。
https://www.osakametro.co.jp/company/company_profile/kaisya_gaiyou.php

6 車外画像データ等の第三者への提供
 実証実験で取得する車外画像データ等については、原則として第三者へ提供はいたしませんが、次の場合に限り、第三者に提供することがあります。
(1) 法令に基づく場合
(2) 自動運転レベル4認証のため公的審査機関から要求があった場合
(3) 社会課題の解決・交通インフラの改善のためのデータ利用
 ア 自動運転システム・地図関連技術のための研究開発(技術、商品開発、品質向上等)の目的で、自動運転ソフトウェア関連の会社(5に記載の共同研究先も含みます。)等の第三者に提供する場合
 イ 地図関連技術のための研究開発の目的で、地図作成会社等の第三者に提供する場合
 ウ 道路整備などの目的で、地方自治体などの第三者に提供する場合
(4) 事故等の状況確認および原因究明のため警察等の公共機関から要請があった場合
(5) 事故の状況確認および原因究明のため、当社が契約している保険会社への提供や研究機関に分析等を委託するために提供する場合

7 車外画像データ等の保存期間
 ・車外センサ、車外カメラのデータは、本実証実験終了後に削除いたします。
 ・ドームカメラのデータは2週間保存し、古いデータは順次削除いたします。

8 個人情報保護等パーソナルデータ管理
 本実証実験で取得する車外画像データ等には、道路を行き交う人や前後方などを走行する車両のナンバーなどが映り込む可能性があります。Osaka Metro 等4社はこの車外画像データ等を、閲覧できる社員を限定し、関係法令や社内規定に則り安全管理措置を講じ厳重に管理いたします。
 当社は、映り込んだ方の個人情報保護等パーソナルデータ管理のため、以下の対応を行っております。
(1) 画像データの取り扱いに関する情報の適時適切な公表
(2) 画像データに対するアクセス制限やアクセスログの管理
(3) 画像データに映り込む人や車両のナンバーを個別に検索できない形式での保管
(4) 画像データに映り込んだ人や車両について個別で追跡したり、その行動特性や移動傾向などを分析したりすることを禁止
  
 当社の管理状況について、映り込む可能性のある皆様にご理解いただけるよう、これからも十分な説明や対応に努めてまいります。 

9 その他
[本実験に関するお問い合わせ]
Osaka Metro・シティバス案内コール
電話:06-6582-1400 (8時から21時・年中無休)
[ホームページからのお問い合わせ]
お客さまの声|Osaka Metro

※2024年4月1日(月曜日)から、名称及び営業時間を変更します。
【名称】 Osaka Metro・シティバスお客さまセンター
【営業時間】 8時から20時(年中無休)



※自動運転レベル4:自動運行装置を使用条件に従って使用し、操作者がいない状態で自動車を運行すること

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