弊社では、交通を核とした生活まちづくり企業への変革を経営理念としていますが、そのためには社員の力を一致団結させる必要があり、働き方改革・ハラスメントの撲滅を含めた働きやすい職場環境づくりに全社をあげて取り組んでいるところです。
 さらに、中期経営計画の柱である都市型 MaaS 構想において極めて重要な位置づけであるマーケティング事業は、弊社にとって新しい分野であることから、これまで多くの民間出身者を採用・配置し、それぞれの経験・知識をもとにした新規事業を検討・準備しています。

 こうした中、マーケティング事業担当の取締役による不適切な行為によって、職場環境が悪化し、円滑な事業の推進に影響を及ぼしている事案があったことを確認しました。
 人格を否定するような発言や社員への損害が発生するような違法行為はなかったことを確認していますが、これまでハラスメント撲滅・長時間労働撲滅などといった取組みを通じて社員が真に働きやすい環境の構築に全社をあげて取り組んでいる中、率先垂範すべき地位にある者によるハラスメントに近い行為であること、また、経営幹部としてのマネジメント力が不足しているものと判断したことから、10月1日付けで当該取締役の役付解職及び担務解嘱を行います。

 今後、抜本的な組織風土の改善を図るため、これまで取り組んできた社員 Well-being 推進部の職場訪問による意見交換は引き続き行いつつ、マネジメント力向上につながる教育・研修の実施や上司・部下のコミュニケーションを強化する活動など、様々な取組みを進めてまいります。

 加えて、同日付けで、組織改正・体制強化を行います。
 まず、マーケティング事業を担当する本部の管理職層の配置を見直すとともに、執行役員1名を新たに配置し、部長も1名増員します。これにより新規事業の実施に向け円滑な事業推進体制を構築します。
 また、グループ戦略部を都市型 MaaS 推進本部に編入し、中期経営計画・事業計画の策定・進捗管理を都市型 MaaS 構想と整合させながら効果的に行う組織体制に刷新します。

 今後とも事業の更なる発展と皆さまから信頼される企業になることを目指し、経営戦略の推進、組織力の向上及び社員が一丸となって事業活動に邁進できる職場風土づくりに強い意志を持って臨んでまいります。

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