千日前線桜川駅で列車火災を想定した総合訓練を実施(訓練順序)

千日前線桜川駅で列車火災を想定した総合訓練を実施

【訓練の概要】
順序 訓練内容 実施内容
訓練開始
南巽駅行き(下り)4両編成の訓練列車が、桜川駅~なんば駅間を走行中、車内のお客さまの持ち物から出火し、列車が運行不能になった。
1 訓練列車
(ずい道内)

  • ○ 桜川駅~なんば駅間で列車が運行不能

    車内のお客さまの持ち物から出火し、「非常ブレーキ」が動作し、列車が運行不能になった。
事故発生通報

  • ○ お客さまから乗務員に非常通報
    ○車内のお客さまからの申告「先頭車で荷物が燃えています。」
    ○ 直ちに、乗務員から運転指令所へ通報

    車内のお客さまの状況の確認及び車内点検の結果を運転指令所へ通報
関係先へ通報

  • ○ 桜川駅へ通報
    ○消防署、警察署へ通報
    ○ 各関係先へ通報

    運転指令所から異常時連絡体制に基づき、各関係先へ通報 
2 乗務員・駅職員による初期対応



  • ○ 乗務員による初期消火
    ○ 営業停止処置
    ○他駅への応援要請、関係先への通報

  • 運転指令所より通報を受けた駅職員は、他駅への応援要請と、異常時連絡体制に基づき、各関係先へ通報
駅職員による初期対応

  • ○ 駅職員現場へ急行
    ○ 現場の状況を駅長室に報告

    現場へ急行した駅職員が乗務員から状況の報告を受け、駅長室に報告(負傷者の状況・身体の不自由な方の状況等)
3 負傷者等の救出及び避難誘導



  • ○ 最後尾列車(4号車)の非常はしごの設置
    ○ お客さまの救出及び避難誘導(軽傷者、無傷者、視覚・聴覚障害者、車椅子利用者)
    ○ 車内に居合わせた局職員による避難誘導
  • 乗務員による非常はしごの設置や駅職員、車内に居合わせた局職員により、車内のお客さま及び負傷者等の避難誘導を行う



  • ○駅職員による心肺停止状態のお客さまに対する、心肺蘇生法及びAED取扱い訓練(4号車内)

    心肺停止状態(無脈性心室頻拍、心室細動)の際に胸骨圧迫(心臓マッサージ)及び人工呼吸を行い、併せてAEDにより蘇生を行う
    (交通局では、職員にAEDの取扱い訓練を行っています)
4 消防隊・警察隊駅へ到着

  • ○消防隊、警察隊ヘ現在の状況報告

    消防隊・警察隊、駅へ到着、現在の状況報告及び合同指揮本部(消防・警察・交通局)の設置

5 消防隊、警察隊による救助救急活動

  • ○ 消防隊による消火、救助救急活動
    ○ 警察署員協力による車椅子利用者救助
    ○ 警察隊による救助活動

    消防隊による消火活動や消防隊・警察隊による重傷者等の救助活動を側扉(1・2・3号車)や非常はしご(4号車)から行う

  • ○ 応急救護所の設置
    ○ 負傷者へのトリアージの実施
    ○ 負傷者への応急手当

    消防隊が応急救護所を設置のうえ、負傷者に対しトリアージ及び応急手当を行う
    トリアージ
    最善の救命効果を得るために、医療従事者が多数の負傷者を重症度と緊急性によって分別し、治療の優先度を決定する

6 避難誘導及び負傷者救出完了報告

  • ○ お客さまの避難誘導及び救出完了を合同指揮本部に連絡

    救助隊より「全員救出完了」の報告を受けた駅職員が、管区駅長に「ずい道内のお客さま全員の避難誘導完了」を報告する

○列車内の安全確認

○駅構内の安全確認

訓練終了

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