平成28年10月8日(土)大阪市立大正中央中学校で「スケアードストレート方式による交通安全教室」を実施しました。


[平成28年10月19日]

交通局では、交通ルールを守ることの大切さや自転車の無謀運転の危険性を学んでもらうための「 スケアードストレート方式による交通安全教室 」を、大阪市立大正中央中学校で開催しました。
スケアードストレートとは・・・
プロのスタントマンが交通事故をリアルに再現し、恐怖を実感することでそれにつながる危険行為を未然に防ぎ、交通ルールを遵守することの大切さを体感させる教育方法です。

警察官による交通ルール等説明

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  • 初めに、正しい自転車の乗り方や交通ルールについて、大正警察署の警察官に説明をしていただきました。

スケアードストレート実演

■ 時速40kmの衝撃
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  • 交通事故は車が時速40~50kmで走っている時に多く起きています。時速40kmでぶつかるとどれくらいの衝撃があるか、実演しました。
    自転車に人形を乗せて設置し、そこに時速40kmで車が衝突!
    大きな音と共に人形ははね飛ばされ、自転車のフレームも大きくゆがんでしまいました

■ 見通しの悪い交差点での事故
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  • 見通しの悪い交差点で、安全を確認せず飛び出した自転車と、車との衝突事故を再現。
    見学の生徒1名と先生1名が車に同乗し、衝突時の衝撃を体験してもらいました。
    体験後、生徒からは怖かったという感想をいただきました。

■ 歩きスマホで起こる事故
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  • 立ち止まって歩きスマホをしている人が、急に横断歩道を渡り、走ってきた自転車と衝突!
    歩きスマホの危険性を訴えました
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■ 横断歩道での事故
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  • 横断歩道で、ベビーカーを押した歩行者に気付いた車が停車して道を譲りましたが、車の後ろから来た自転車が、止まった車を追い越そうと突っ込み、ベビーカーに衝突!横断歩道では歩行者優先、そして安全確認が必要です。

■ 大型車の内輪差
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  • 大型車では、前輪と後輪の内輪差が大きくなります。どれくらいの内輪差があるのか、見学者に実際に体験してもらいました。
    曲がってくる車には気を付け、大丈夫と思っている場所よりさらに下がって安全確保をしていただくように伝えました。

■ バスの死角説明
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  • 市バスから見えない、「死角」をカラーコーンを使って説明しました。見学者に運転席に座ってミラーを見てもらい、どこが死角になるのかを体験してもらいました。

■ バスと歩道から飛び出す自転車
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  • 歩道を走っている自転車が、バス停で並んでいる人を避けようと車道に飛び出し、バス停に停車しようと寄ってきたバスにぶつかりそうになりました。急な車道への飛び出しは、非常に危険です。

■ バス車内での停止反動事故
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  • トラックの荷台をバス車内に見立て、急停車した時の反動による車内事故を再現しました。バスではこういった停止反動による事故が多く発生しています。
    バスを降りる時は、バスが完全に停車し、ドアが開いてから座席をお立ちくださるようお願いします。

このほかにも様々な事故をリアルに再現し、生徒を始めとした見学者に、交通事故がいかに恐ろしいかを実感していただきました。

市バスは、これからも事故防止に努めてまいります。
自転車を利用される方においても交通ルールを守っていただき、交通事故をなくしていきましょう。

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