平成29年11月25日(土)大阪市立阿倍野中学校で「スケアードストレート方式による交通安全教室」を実施しました


[平成29年11月30日]

平成29年11月25日(土曜日)大阪市立阿倍野中学校で
「スケアードストレート方式による交通安全教室」を実施しました

交通局では、交通ルールを守ることの大切さや、自転車での無謀運転の危険性を学んでもらうための
「スケアードストレート方式による交通安全教室」を、阿倍野区役所と共催で、大阪市立阿倍野中学校で実施しました

スケアードストレートとは・・・

プロのスタントマンが交通事故をリアルに再現し、恐怖を実感することでそれにつながる
危険行為を未然に防ぎ、交通ルールを遵守することの大切さを体感させる教育方法です


警察官による交通ルールの説明
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  • 阿倍野区の自転車に関する事故の状況や交通ルールについて、阿倍野警察署の警察官に説明していただきました。
   
スケアードストレート実演

■ 時速40kmの衝撃
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  • 交通事故が多く発生している時速40kmで自転車に衝突すると、どれくらいの衝撃があるか、実演しました。

    想像よりも激しい音・衝撃に、見学者からは悲鳴があがりました。

    車には先生が同乗して衝突を体験してもらい、非常に恐ろしかったとの感想をいただきました。
   

■ 自転車の悪い乗り方
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    • スマートフォンを操作しながら
    • 傘をさしながら
    • ヘッドホンで音楽を聴きながら
    • 手放し運転
    • 並進走行
      等の自転車の悪い乗り方を実演し、ルールを解説しました。
      小さなルール違反が大きな事故の原因になることもあるので、しっかりルールを守りましょう。
   

■ 見通しの悪い交差点での事故
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  • 見通しの悪い交差点で安全を確認せず飛び出した自転車と、車との衝突事故を再現。

    この事故再現にも車に先生が同乗し、事故の恐ろしさを体験してもらいました。

    交差点では飛び出さず、周囲の安全確認をしてから進入しましょう。
   

■ 自転車の制動距離
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  • 片手運転と両手運転で、ブレーキをかけてから停まるまでの制動距離にどれくらい差があるのか、実験しました。同じ場所でブレーキをかけても、片手運転の自転車はかなり先まで行ってから停まりました。

    自転車に乗る時は両手運転で、ブレーキもしっかり両手でかけるようにしましょう。
   
■ 大型車の巻き込み事故、内輪差
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  • 車が曲がる時には、後輪が前輪より内側を通る「内輪差」がありますが、大型車ほど、内輪差が大きくなります。大型車の内輪差による巻き込み事故を再現した後、市バスの内輪差を生徒に体験してもらいました。

    曲がってくる車には気を付け、大丈夫と思っている場所よりさらに下がって安全を確保しましょう。
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■ 死角
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  • 生徒にバスの運転席に座ってもらい、ミラーで車外に立っている人を見て、バスの運転手から見えない「死角」がどこになるのか、体験してもらいました。

    バスのような大型車では死角も大きくなるので、注意が必要です。

■ 自転車とバスの事故
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  • 市バスで実際に起きている、自転車に関する事故も再現しました。

    歩道の自転車が、バス停で並んでいる人を避けようと車道に飛び出し、バス停に停車しようと寄ってきたバスに接触。

    急な車道への飛び出しは、非常に危険です。
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  • 交差点で「止まれ」の標識を無視して、信号無視で飛び出した自転車が、バスと接触しそうになりました。

    赤信号で渡らないことはもちろん、「止まれ」の標識では一時停止し、安全確認をしてください。
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  • バス停でバスから降りてきたお客さまに、後方から来た自転車が接触。

    停留所では、バスに乗降するお客さまがいるため、注意して走行してください。

■ バス車内での停止反動事故
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  • バスが急ブレーキをかけると、車内のお客さまには想像以上の負荷がかかり、転倒等で負傷される場合があります。

    自転車の飛び出しを避けたバスの急ブレーキにより、車内のお客さまが転倒される事故を再現しました。

    自転車側は、バスと接触していないので事故ではないと思っているかもしれませんが、バス車内ではお客さまが負傷されると交通事故となり、自転車が加害者になることもあります。

このほかにも様々な事故をリアルに再現し、交通事故がいかに恐ろしいかを実感していただきました。
市バスは、これからも事故防止に努めてまいります。
自転車を利用される方も交通ルールを守っていただき、交通事故をなくしていきましょう。

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