1 はじめに

 本市バス事業は、公営での経営が破綻している状況の中、市民・利用者に必要不可欠なバスサービスを、将来に亘り持続的・安定的に提供するとともに、より良いサービスとしていく手法は何かといった検討を重ね、平成24年12月に「バス事業民営化基本方針(素案)」を策定し、さらにその後、市民・利用者のお声もお聞きしながら、また、議会での議論を踏まえ、平成25年5月に「バス事業民営化基本プラン(案)」を策定して、民営化の必要性を提起してきた。
 議会においても、バス事業の民営化について、市民・利用者にとって重要なバスサービスに関わる課題であることから、丁寧かつ慎重に議論を重ねていただいてきた。
 さらに、平成26年9月には、「大阪シティバス株式会社への一括譲渡」や「段階的譲渡」の課題に対する考え方を整理した、「議会において提起されたバス事業の民営化手法に関する検討について」をとりまとめて議会へ報告し、「大阪シティバス株式会社への一括譲渡」に関して前向きな議論をいただいたところである。
 このような議論を踏まえ、バス事業については、「大阪シティバス株式会社への一括譲渡」によって民営化を実施することとし、具体的な譲渡時の事業計画などを、本推進プラン(案)としてとりまとめたものである。
 バス事業は、今後の経営環境を踏まえると、経営悪化の懸念が強いものと考えており、民営化の実現には一刻の猶予も許されないものと認識していることから、本推進プラン(案)でとりまとめた、「大阪シティバス株式会社への一括譲渡」について、議会でのコンセンサスを得て早急に議決をいただき、民営化の目的である持続的・安定的なバスサービスの提供を、早期に確実なものとしてまいりたいと考えている。




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